この前、電車に乗ったときに、女子高生が友達と父親のことキモいと話をしていました。自分に娘がいて、キモいって言われた傷つくなぁ
なぜ、キモいって言ったのか考えたことありますか?
ん~普段の行動や言動なのかなぁと思います
なるほど、そういった行動や言動を受ける取る側の心理を理解することも重要です。今日は、そのあたりについて心理学的なアプローチをしますね!
幼稚園に通っているころは、「大きくなったらお父さんの嫁さんになるの」なんて言っていた娘が同じ口で「お父さんキモい」というのですから、お父さんにしてもればショックですよね。
まあ成長の一過程といえなくもないですが、できれば、なんでそんなこと言うのか知りたいなというのが本音だと思います。
それを知って悲しい気持ちがなくなることはないと思いますが、仕方がないと受け入れる手助けになればと思います。
異性として許せない
思春期は脳の成長も著しいです。
第二の誕生だという人もいるくらいです。
急激に成長しますから、子どものころは何の疑問にも思わなかったことでも疑ってかかるようになります。
異性に対しても、見方が変わります。
はっきり言ってしまえば、幼稚園児が理想とする男性と、思春期の女性が理想とする男性は違います。
恋愛へのあこがれも本格的になってきます。
そのあこがれにピタリとはまるフィクションの世界のヒーローや、男性芸能人は大ヒットします。
少女漫画のかっこいい男性キャラクターや、ジャニーズアイドルなど彼女たちがあこがれる対象はたくさんあります。
たくさんありますから、自分の好みにフィットする存在も必ず見つかります。
でも一番身近な男性はどこにいるでしょうか。
家族ですよね。
父親ですよね。
娘は自分の理想とする男性と父親を比べてしまいます。
残念ながら嵐の櫻井君や菅田将暉のカッコよさにほとんど父親はかないません。
まして相手はイメージの中の人ですから、現実の男性がかなうわけもありません。
でも娘は残酷です。
理想の人とあまりに違う父親を「キモい」と思ってしまうのです。
その偉そうな態度が気に入らない
父親は母親と比べどうしたって娘と接する時間が短いです。
仕事で忙しすぎると、娘とろくに会話もできないままに日常生活が過ぎていきます。
家族の盲点は、家族だから言わなくてもわかるだろうと勝手に思ってしまいすぎることです。
家族だって、きちんと話をしないと何を考えているかわからないし、愛情だってきちんと伝える努力をしないと伝わらないのです。
にもかかわらず、家族なら何もしなくてもわかってくれていると思い込んでしまうのです。
結果的に思いがすれ違います。
父親は娘に自分の愛情は伝わっていると思っています。
そして父である自分のいう、娘は耳を傾けて当然だと思っています。
ところが娘はそう思わないです。
普段私が学校でどんな話をしているのか、どんな友人と一緒にいるのか、何に悩んでいるのか何も知らないくせに偉そうなこと言わないで、と思ってしまうのです。
そのすれ違いが次のこと言葉をうみます。
「お父さんキモい」
まとめ
キモいと言われてうれしいお父さんはいないと思います。
対策としてできることとできないことがあります。
娘のあこがれの男性、ここに敵わないのはあきらめましょう。
生活を共にしている現実の男性が理想の男性に勝てるわけがないです。
一方、すれ違いが原因となる部分は、頑張ればある程度は何とかなるかもしれないです。
娘と会話をする時間を持つよう心掛け、愛情をきちんと伝える努力をしてみてください。
父親にきちんと愛されていたという実感は、思春期にはなかなか伝わらなくても、娘がさらに成長し、社会に出ていったとき、きっと世間の荒波を乗り越える力になると思います。