内緒にしたい心理学テクニック

心理学カウンセラーの先生から教えてもらった心理学の勉強ノート

なぜ、「予約客がこない」という無断キャンセルが起こるのか?

学生時代、駅中の飲食店でアルバイトしてたときに、予約してから無断キャンセルされたことがあってホント困った経験があります。

そうなの!それは困ったね!

なぜ、そんなことしたのか、考えられないです!

分かったわ!それでは、なぜそんなことが起こるのか?今日は解説しますね!

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無断キャンセルによる被害総額が2億円と聞き、皆さんはどう思われますか?

無断キャンセルがそんなにもあるのかと、びっくりされた方も多いと思います。

あまりの金額なので、その中にドタキャンも含まれるのかと思ってしまいましたが、たとえドタキャンであっても、キャンセルの連絡を入れている以上は、無断キャンセルではないのでカウントされていません。

なぜこんなにも無断キャンセルが起きてしまうのでしょうか。

ただのミスの可能性も高い

ただ人間どうしても、ついうっかりはゼロにできません。

私も会議の日程を1日間違えてしまったことがあります。

聞き間違いや言い間違い、勘違いをゼロにできるわけがないです。

店側にしてみれば、なんで来ないのだ、となります。

客側にしてみれば、予約はその日にしたつもりではなかったなど、最終的にどちらのミスかわからないまま終わることもあるでしょう。

対策として、インターネット予約にして後からでもチェックできるようにするとか、前日に確認メールを送り、うっかりミスが起きる可能性を減らすなどがあると思います。

人間は忘れるようにできています。

生きていれば、忘れたほうがいいことも嫌というほど起きます。

自分の心を守るために、忘れるのも一種の自己防衛です。

ですから、何で忘れるのか、と自分を責めても相手を責めてもつらいだけです。

人間は誰でも忘れる可能性があることを前提に、段取りを組むほうが賢いです。

幸い、今の時代はITというありがたいツールがあります。

活用できるものはどんどん活用し、無用なトラブルを減らしましょう。

ただのミスなら許せるが

世の中、自分は絶対ミスをしないと言い切れる人はいません。

もしいたとしたら、その人は絶対、勘違いをしています。

ただのミスが原因なら、さすがにその場は文句の一つも言いたくなるでしょうが、それほど引きずることもないでしょう。

しかし、中には悪意があって無断キャンセルを仕掛ける場合があります

最初から行くつもりもないのに、予約をいれてしまうのです。

動機は、以前にその飲食店を利用したときに、嫌な気分を味わったということもありますし、ライバル店の嫌がらせという場合もあります。

以前にその店で不愉快な感情を抱いた理由は、もしかしたら本当に店側の対応が悪かったかもしれません。

だとしても無断キャンセルという報復は許されません。

なぜなら、無断キャンセルによって発生した損失は、最終的に他のお客様の利用料金に上乗せされる可能性があるからです。

店側としても、利益を出さないと経営が維持できませんから、損失を穴埋めする必要があります。

無断キャンセルという報復手段に出た方に対し、店側の不手際で本当に失礼な行為があったのかもしれません。

だからといって、全く関係ない別のお客様に迷惑をかけていいとはならないのです。

にもかかわらず、無断キャンセルという手段を取ってしまうのは、自分の気持ちを落ち着かせるためなら他人の迷惑などどうでもいいという、間違った優越感の持ち主だからです。

一言で言ってしまえば自己中ということになります。

ライバル店の嫌がらせにいたっては、まったく弁解の余地はないです。

そんな姑息な手段に訴えるような姿勢だから、自分の店の売り上げが伸びないといいたいですが、そもそもその事実をわかってみえる方なら、そのようなことはしないわけでして・・・。

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まとめ

無断キャンセルが近年すごく増えた、というわけではないです。

というのも、悪質な無断キャンセルより、ヒューマンエラーのケースのほうが多いからです。

人間がミスをする頻度は時代が変わったからといって、それほど変わるものではありません。

SNSの進歩で、店側の無断キャンセルに対する悩みが多くの人の知るところとなりました。

最近では、無断キャンセルをネットに投稿することで、お店のためにと来店してくださる方もいるとのことです。

悪質な無断キャンセルをするような方々は、自分の気が済むならほかの人がどんな思いをしようが知ったことではない、という思考回路の持ち主なので、店側の努力で何とかなるものではない可能性が高いです。

一方で、お店の損失にならないようにと、ネットを見て好意で来店してくださる方もいるのです。

自己中な方をどうにかしようとするより、店のために力になりたいといってくださるお客様を増やす努力をしたほうが、結果的に得をする気がします。