好きな人との相性が気になって占いしたことがあります。相性はバッチリでした!
それは良かったですね!私の周りの女性もよく占いをしてます
やっぱり、男性も女性も好きな人や気になる人が出来たら占いをするのですか?
すると思いますよ!今日はそのことについて心理学的なアプローチをしますね!
なぜ、恋愛すると占いをしたくなるのか?-心理学で解説してみた!
恋愛をするとついつい占いをしたくなってしまうという方は多いでしょう。
実際に無料の占いを利用してみたり、場合によってはある程度の金額を支払って占い鑑定をお願いしたりすることもあるかと思います。
なぜ恋愛をすると占いをしたくなるのでしょうか?ここでは、恋愛すると占いをしたくなるという現象を心理学的なアプローチで解説していきたいと思います。
恋愛をすると占いをしたくなるのは答えがないから
恋愛をすると占いをしたくなるのは、なぜなのでしょうか?
それはズバリ、答えがないからです。
当たり前のことなのですが、人の心というのは目に見えないものです。
つんけんした態度を取っていても実は相手に好意を持っているということもありますし、逆に好意的な態度を取っていても内心では嫌っているということもあります。
最近ではありとあらゆるものにおいて見える化が進んでいますが、恋愛における人の心はさすがに見える化できないのです。
相手の気持ちがわからない、相手の心が読めない恋愛だからこそ楽しいのですが、その一方で悩んでしまうこともあります。
恋愛に正解があればそれに向かって突き進めばいいのですが、残念なことに恋愛には正解がありません。
だからこそ、どこに突き進めばいいのかわからずに途方に暮れてしまうのです。
そこで指針を示してくれるのが占いです。
暗中模索の状態でも、占いによって相手の気持ちや心、次にどのようなアクションを起こせばいいのかといったことを示してもらえるのです。
「溺れる者は藁をもつかむ」という表現がありますが、まさにその感覚と言えるでしょう。
占いと関わりの深いバーナム効果
心理学に詳しくないという方でも、「バーナム効果」については見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
これは占いと深い関係性を持っている心理学的な効果です。
占いにもいろいろなものがありますが、だいたい占いというのは曖昧な表現を使うことが多いです。
しかしながら、曖昧な鑑定結果でもその鑑定結果を聞いた本人はその中から正しい部分を抜き出して「占いが当たった!」と感じるのです。
無意識のうちにそうすることによって、占いを簡単に信じてしまうというのがバーナム効果です。
恋愛をしているときに何かしらの指針を求めて占いを利用する方は多いものです。
その多くがこのバーナム効果によって「当たった!」と思い、それを人に話したり口コミとして残したりすることによって同じような方が占いを利用し……
といった具合のサイクルができあがるのです。
占いの安定した人気というのは、バーナム効果が大きく関係しているのかもしれません。
予言の自己成就で占い通りの結果になることも
バーナム効果とあわせて知っておきたいのが「予言の自己成就」というものです。
予言の自己成就は「自己成就的予言」「自己成就予言」とも呼ばれるものなのですが、根拠のない予言であってもそれを信じて行動することによって結果的にその予言通りになるという現象のことを指します。
例えば、恋愛をしているときに占いを利用してその鑑定結果が「この恋愛は成就する」というものだった場合、鑑定結果を信じてあの手この手を使って恋愛が成就するように行動するといった具合です。
無意識のうちに占いの鑑定結果に左右されていることもあり、恋愛が成就したときに「やっぱりあの占いは当たってたんだ!」と思うようになるのです。
もちろん、逆のパターンもあります。
片思い中に占いを利用して、「この片思いは成就しない」という鑑定結果が出た場合、その鑑定結果にショックを受けてアプローチすることを諦めてしまい、その結果、鑑定結果の通りに片思いが成就しないままで終わるということもあるのです。
もちろん、占いというきっかけがあったのは確かなのですが、占いが当たるように自分が行動してしまうのです。
しかしながら、本人にはその自覚がないということがほとんどですので、多くの方が「占いが当たった」という結論に至るわけです。
先ほどのバーナム効果だけではなく、それにプラスしてこの予言の自己成就というのも占い業界の人気に寄与しているのかもしれません。