ふだん掃除しないけど、年末ぐらいは掃除しよっと!
年末になると、みんな一生懸命掃除してますよね!
私も相当一生懸命です。網戸掃除したり、電灯を掃除したり、かなり気合い入ってます
いつもは掃除しないのに、なぜ年末は掃除するの?今日は、なぜを解説します
なぜ年末になると、普段掃除をしない人でも掃除をしたくなるのか? その心理は?
年末になると、大掃除はいつやろうなどと考えますよね。
仕事納めがすんだら大掃除をしようとか、子どもに手伝ってもらおうかとか、お風呂掃除は旦那さんにやってもらおうとか、頭の中で役割分担を考えたりします。
年末に大掃除をするのは日本人だけ、という説もありますが、日本人はなぜ大掃除をするのでしょうか。
そこにはどんな心理が働いているのでしょうか。
年末の大掃除をしたくなる心理について、見ていきましょう。
年末の大掃除は「動機づけ」になる
まず、年末の大掃除は、新年を迎えるにあたって、家をきれいにして年神様をお迎えする、という昔からの習慣があります。
これは大きな「動機づけ」になります。
「動機づけ」とは、○○だから△△するという、理由にあたります。
「お正月がくる」から「大掃除」する、と刷り込まれた深層意識があるのです。
しかも年末が近づくと、掃除道具のCMが流れたり、大掃除の便利なやり方についてネットで紹介されたりします。
ますます大掃除をしなければ、という気持ちになります。
だから、大掃除をやらないと、なんとなく落ち着かない気持ちになったりするのです。
大掃除は、深層意識によって、しなければならないものと刷り込まれていると言えるでしょう。
みんながやってるからという「同調行動」
年末の職場は、必ずといっていいほど、大掃除をしてお疲れさまをするところが多いです。
そして「お家の大掃除はいつやるの?」などと話題になります。
みんな大掃除をするんだから私もしなくちゃ、と思います。
よくあることです。
日本社会では特に、みんなと同じ行動をとることが多いです。
これは「同調行動」といって、みんなと同じことをすることで、安心感を得ているのです。
掃除は転機
さて、その一方で、掃除には、今までの自分を捨てて新しい自分に変わるという深層心理の働きもあります。
古い一年に区切りをつけて、新しくスタートするためにも、いらない物は捨てて必要な物を使いやすく整理する大掃除は、気持ちを切り替えるのに有効です。
ものを捨てたい時は、自分にとっての転機が来ていると考えて、前向きにとらえると、自分を変えることにつながるでしょう?
まとめ
日本独自の習慣とも言える年末の大掃除。
元々は、一年の穢れを払い、新しい年神様をきれいな家に招き入れるというものです。
自分にとって不必要な物を処分して、気持ちも新しくスタートするには、とてもよい習慣とも言えます。
気持ちよく新年を迎えたいですね。